【3回目】五十肩の施術報告(ヒロタ様の例)

施術報告

ヒロタ様の施術報告もこれで3回目です。五十肩の診断書を貰ってきて施術を開始しました。

お医者さんからは「重度の五十肩ですね」と言われるような状態から比べるとかなり可動域も広がりました。(第一回はこちら

本日も施術前に確認させていただきましたが、かなりマメに来ていただいてるおかげも有り、ヒロタ様的にも症状が気にならないぐらいになりつつ有るのか、

「もう、ほとんど痛みもないんだけど、、、まぁ、ちょっとこの辺り(肩甲上腕関節の裂隙部あたり、三角筋中部線維上)が痛むかな??」

という感じでした。

前回、「肩よりも足」とおっしゃっていて施術でも下半身からの影響があったので、その症状をお伺いすると

「私何か言ってましたっけ?」

という感じで、もはや足が辛かったという感覚すら忘れるぐらいに問題がなくなっていました。

だいぶ調子が良くなってきていますが念の為、動画撮影を行ったので比較を行いたいと思います。

まずは恒例の結果から...

結果

もう施術前もほぼ挙がっていますが、施術後は更に挙がる状態で痛みもありません。

とはいえ、1日間があいてしまうと若干の可動域の減少が見られるのも事実です。

次にSPADIのスコアについてですが、こちらもかなりの改善が見られます。

痛みに関しての質問では、施術前では概ね5〜7の値を示していたのですが、今回は施術前でもほとんどが1の値を示しています。

ちなみに黒丸が施術前で、赤丸が施術後のスコアです。

SPADIの【Ⅱ.日常生活に関しての質問】についても、改善が見られます。

前回こちらは【2.背中を洗う】動作と【7.重いものを持つ】動作について9〜10を示していたのに対し、今回は4を示しています。

それ以外は、前回5〜7を示していたものが、今回は1〜2を示すという事になりました。

まだ、日常生活では不自由に感じる動作があるもののかなり改善が見られる結果となりました。

方法として

さて、今回の施術のテーマとしてはまずは鎖骨と肩甲骨の位置関係の調整と動きにくさの解除とそれに伴って上腕と前腕、手部の位置関係の調整がテーマになりました。

鎖骨と肩甲骨の位置関係に関しては特に烏口腕筋と、上腕二頭筋の短頭の短縮による影響が出ていて、水平面で見た時の肩甲骨と鎖骨の成す角度が狭くなっている印象がありました。

なので、烏口腕筋、上腕二頭筋短頭、鎖骨下筋、前鋸筋、肋骨挙筋などの緊張を取りながら肩甲骨、鎖骨の位置関係を見直していきました。

今回の施術を終えて

3回の施術でここまで効果が上がるとは思っていませんでした。

正直、今までは1週間に1回を推奨していました。

というのも、従来のやり方であれば施術した部位というのはどうしても刺激過多になっている印象もあったため1週間に1回という一般論が自分的にも受け手にとってもちょうどよかったのです。

ですが、アプローチ方法を変えるようになってからは受けての身体の負担がだいぶ少なくなったため間を空ける必要性がなくなって来ました。

なので、一週間に複数回来てもらった方が効果も上がりやすいという印象があります。

もちろん、お客さんによって思うようにいかないこともあると思いますが、以前の考え方を改めても良い頃なのかと思っています。

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