日々の生活や仕事の影響で、肩や腰に不調を感じている方は多いのではないでしょうか? 今回は、肩こりと腰の重だるさに悩んでおられた「タツハラ様」に実際に行った施術をご紹介します。具体的な身体の状態や、施術を通じてどんな変化があったのかをお伝えします。
施術前の身体の状態
タツハラ様は、慢性的な肩こりと腰のだるさを主訴として来院されました。施術前の観察で特に気になったのは以下の点です。
- 胸椎3〜7番周辺の後弯が少なくなり、背中が平坦な印象 本来このあたりは緩やかなカーブを持ちますが、その弾力性が失われていることで、肩甲骨周囲の可動性が低下していました。
- 腰椎5番〜仙骨間の前弯が強く、腰への負担が増大 反り腰に近い状態で、骨盤の安定性にも影響が出ている可能性がありました。
- 腰椎2〜4番にかけて、本来前弯であるべき部分が後弯し、可動性に偏りが見られました
- 肩の巻き込み(巻き肩)と腕の内旋による前方重心 これにより後頚部〜肩上部の筋緊張が強く、後頭下筋群の硬さも確認されました。
施術のアプローチと意図
今回の施術では、局所的な筋肉の緩和だけでなく、身体全体のアライメント(骨格の配列)を整えることを意識しました。
- 肩甲骨と胸椎の可動性を引き出すよう調整
- 腰椎下部と骨盤の連動性を高める手技
- 肘・手関節を含めた腕のラインを調整し、内旋パターンの緩和
- 頚椎への過緊張をもたらす要因にアプローチするため、後頭下筋群の調整
施術後の変化
施術を終えて、タツハラ様の身体には以下のようなポジティブな変化が見られました。
- 腕の可動域が広がり、動作が滑らかに
- 前屈の柔軟性が改善し、腰やハムストリングへの負担が軽減
- 首の前後屈や左右の回旋・側屈がスムーズに
- 重かった腰の感覚が軽くなり、立ち姿勢も安定感が向上
タツハラ様のご感想
「全身が軽くなって、動くのが楽になりました。特に腕の動きがスムーズになって驚きました。腰の重だるさもすっきりしています。」
こういった一人ひとりのお身体の状態に合わせた丁寧な施術を通して、「なんとなく不調…」を「具体的な改善実感」へとつなげることができます。身体の使い方の癖や、姿勢の影響を受けた筋緊張の蓄積など、さまざまな要因に対してアプローチしていくのが私たちの役割です。
肩こりや腰痛でお困りの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。