デスクワークは現代の働き方の中心にありますが、一般的に言われている姿勢には注意すべきポイントがあります。そこで、正しい姿勢を意識しながら効率的に仕事を進めるための工夫を解説します。
モニターの高さは目線に合わせるだけではダメ
デスクワークにおいて、モニターの高さは非常に重要です。目線の高さにモニターを設定することで、自然な首の位置を保つことができます。この調整によって、猫背や首への負担を軽減することが期待できます。
が、注意点としてモニターを高く設定しても、頭と首の付け根が縮まるような姿勢になってしまっては意味がありません。例えば、顎を突き出すような状態では、首や肩に余計な緊張が生じます。顎を軽く引き、頭と首の付け根に余裕を持たせるようなイメージでモニターを見つめるとよいでしょう。
キーボードの配置にもこだわる
モニターの高さだけでなく、キーボードの配置も重要です。キーボードが狭いと、手が中央に寄りやすくなり、巻き肩(肩が内側に丸まる状態)を助長します。広めのキーボードや、左右に分かれているタイプを使用することで、肩や腕への負担を軽減できます。これらの工夫で、より快適な作業環境を作ることが可能です。
姿勢を固定しない
良い姿勢が大事と言われると、「良い姿勢を取ればOK」と勘違いしてしまいますが、どんなに「良い姿勢」を意識していても、同じ姿勢を続けることは健康に悪影響を及ぼします。たとえ良い姿勢でも、です。体は動くことで本来の機能を維持します。そのため、定期的に立ち上がったりストレッチを行ったりして、体を動かすことが重要です。同じ姿勢を保った時間と同じくらいの時間を使い、全身運動を取り入れるぐらいで丁度いいかもしれません。