巻き肩とは
巻き肩って聞いたことありますか?
現代の生活スタイルの影響で、多くの人がこの巻き肩に悩んでいます。簡単に言うと、肩が前方に巻き込まれた姿勢のことです。長時間のデスクワークやスマホの使用が原因で、肩が前に出て、背中が丸みを帯びて見えてしまいます。
この姿勢、実は見た目だけの問題じゃありません。肩や首の筋肉に負担がかかり、肩こりや首の痛み、頭痛まで引き起こしてしまいます。さらに、呼吸が浅くなり、疲れやすくなることも。日常生活や仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼします。
巻き肩は生活習慣や姿勢の改善で予防・改善できます。例えば、デスクワークの際は、モニターの高さを目の高さに合わせる、姿勢を正す、適度にストレッチをするなど。自分の姿勢を意識するだけで、巻き肩の予防に繋がります。快適な毎日を送るために、ちょっとした工夫を始めてみましょう。
巻き肩ってどうしてなるの?
その原因は意外とシンプルです。まず、長時間のデスクワークやスマホの使い過ぎが挙げられます。これらは肩を前に出す姿勢を長時間続けるので、自然と巻き肩になりやすいんですね。運動不足も大きな原因になります。適度な運動が、正しい姿勢を作っていきます。
では、どう予防すればいいの?というトコロですが、まずは姿勢の改善が基本です。デスクワークなら、モニターの高さを目の高さに合わせ、椅子の高さや位置を調整してみて。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることも大切です。そして、1時間に1回は立ち上がってストレッチをしましょう。
巻き肩のセルフチェック
自分が巻き肩かどうか、簡単にチェックできる方法があります。まず、鏡の前に立ってみてください。正面から見て、肩が前に出ていたり、左右の肩の高さが違っていませんか?次に、横から見て、耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線になっているか確認しましょう。肩が前に出ているなら巻き肩の可能性があります。
もう一つ、壁を使ったチェック方法もあります。壁に背中をつけて立ち、かかと、腰、背中、頭を壁に付けてみてください。この時、肩甲骨がしっかりと壁に接しているか確認します。もし肩甲骨が壁から離れていたら、巻き肩の兆候です。
さらに、腕を使ったチェック方法も試してみましょう。両手を肩の高さで真横に広げて、肘を90度に曲げ、そのまま腕を上下に動かしてみてください。肩甲骨の動きがスムーズでない場合、巻き肩の可能性があります。
これらのセルフチェックを定期的に行い、巻き肩の兆候が見られたら早めに対策を取りましょう。簡単なチェックで、自分の姿勢を見直す良い機会になりますよ。
巻き肩を放っておくと頚椎ヘルニアになるってほんと?
「巻き肩を放置すると頚椎ヘルニアになる」と聞いたことがあるかもしれませんが、少し過剰な書き方かもしれません。ただ、巻き肩を放っておくと、確かにいろいろな問題が生じる可能性があります。健康的な生活を送るためにも、巻き肩のリスクを正しく理解しておきましょう。
まず、巻き肩は肩や首の筋肉に負担がかかり、肩こりや首の痛みが慢性的になります。これがさらに進むと、頭痛まで引き起こすこともあります。肩や首の筋肉が緊張すると、血行が悪くなり、全身がだるく感じたり、疲れやすくなったりする事もあります。
巻き肩は姿勢の悪化を招き、腰痛や膝の痛みにも繋がることがあります。また、肩が前方に巻き込まれることで胸が圧迫され、呼吸が浅くなりがちです。常に筋肉が緊張することで疲れやすさや集中力の低下、さらにはストレスの増加にも繋がっていきます。
見た目の問題もあります。姿勢が悪いと、自信がなさそうに見えたり、老けて見えたりします。
さらに、肩や首の筋肉が固まって柔軟性を失うと、肩関節の可動域が制限され、日常生活にも支障をきたします。巻き肩を放置せず、早めに改善策を取ることで、これらの問題を未然に防ぎましょう。
5. 巻き肩のセルフケア
巻き肩を改善するためには、日常的なセルフケアが大切です。まずは、姿勢を意識することから始めましょう。デスクワーク中は、モニターの高さを目の高さに合わせ、椅子の高さや位置を調整しましょう。背筋を伸ばして肩をリラックスさせるように心がけます。
エクササイズとしては、手を同じ側の肩に当て肘で円を描くようにして肩甲骨を大きく動かすようにします。よく、前に行ってしまった肩甲骨を後ろに引き寄せるという目的で背面の筋肉を鍛えることが言われていますが、私はあまりおすすめしません。
普段の施術の印象から考えると、前も後ろも緊張してしまっているケースもよく見かけます。なので、後ろを鍛えるというよりも前を開くようにすることと、肩甲骨が大きく動くかせるように心がけながら動かすといいと思います。
あと、セルフマッサージも効果的です。テニスボールやフォームローラーを使って肩甲骨周りや胸の筋肉をマッサージし、筋肉の緊張を和らげましょう。これらのセルフケアを継続的に行うことで、巻き肩の改善が期待できます。自分に合った方法を見つけて、無理なく取り組んでくださいね。
まとめ
巻き肩は、現代の生活習慣から生じる姿勢の問題ですが、放置するとさまざまな健康リスクを引き起こします。しかし、適切なセルフケアと予防策を取り入れることで、改善が可能です。まずは、自分の姿勢を意識し、正しい姿勢を保つことから始めましょう。そして、定期的なストレッチとエクササイズを習慣化するといいと思います。また、セルフチェックを行い、自分の体の状態を把握することも重要です。巻き肩を放っておくと肩こりや首の痛み、見た目の問題などが生じるため、早めの対策が必要です。健康的で快適な生活を送るために、日常の中での小さな工夫になりますが、巻き肩は生活習慣病のようなものなので小さな工夫を生活習慣に取り入れることが予防や改善に繋がります。