リラクゼーションスペース和の施術解説〜膝から下に違和感のある方の場合 part3〜

前回、『股関節の向きを変えることで他の部分への影響を考慮しながら・・・』と書きましたが、その影響について説明していきます。

下の画像が鍵になると説明をしていました。

ある部分に注目していただきたいので、少し手を加えます。

この赤い線で囲った中に細い糸のようなものが何本もあります。

これが何を意味しているかというとこの一本一本が緊張の増した筋肉の線維(こっている筋肉)だとイメージしてください。

この筋線維をつけることで股関節を動かす事がその他の部分にどのような影響を及ぼすか?という事がわかります。

ここで前回使用した画像のうち、重ねて比較した画像をまた使用します。

この画像は股関節を回転させる前と後の画像を重ねたものになります。

下の画像では青枠で囲った場所に注目してください。

もう少しわかりやすくするために、少し拡大して手を加えました。

肋骨や肩甲骨の部分が二重にぶれて見えるのに対して、下の画像は

青い丸で囲った骨盤の辺りには画像にブレがなく、股関節を動かす前後で移動が少ないことがわかります。

つまり、股関節を動かすことで全体が平行に動いたというよりも、青い丸のあたりを中心に回転するように動いたという事が推測できます。

何故こんなことが起きるか?

では下の動画をご覧ください。

この動画は、太ももの骨を動かすことで他の部分にどのような影響が出るかを実験した動画になります。わかりやすくするために骨盤の仙腸関節という場所に注目しながら太ももを広げる前と広げた後の画像を比較してみます。

まずは広げる前です。赤い線で縁取っている部分が仙腸関節になります。

仙腸関節のすき間が少し開いているのがわかります。

次に広げた後です。

仙腸関節のすき間が先程よりも狭くなっているのがわかります。

つまり、足を広げると仙腸関節のすき間は狭くなり、足を閉じると仙腸関節のすき間は広がっています。

足を広げる → 仙腸関節は狭く

足を閉じる → 仙腸関節は広がる

少しわかりにくいかもしれませんが直感的にイメージは湧いたのではないでしょうか?

理解しやすくするために、もう少しだけ解説させてください。

下の画像をご覧ください。

今回の模型では足が宙に浮いているため、常に重力で引っ張られています。足の重みは骨盤を引っ張り、仙腸関節が開く方向に力を受けます。

次に、足を広げたときの画像をご覧ください。

青で表示した①-aは足を広げることで筋肉が引っ張られることになるので、筋肉の緊張が増した状態になった部分です。

青で表示した①-bは足を広げることで筋肉が緩む方向に動いたので、筋肉の緊張が減った状態になった部分です。

そして、①-a,①-bのそれぞれで筋肉の緊張が変化をしその結果、②の方向に骨盤が動いたというわけです。

このことから、足を広げると仙腸関節が閉じる様に動くわけです。

さて、長くなりましたが股関節を動かすと各所に筋肉が存在し、動かす方向によって他の部分に影響が出るという事を説明してきました。

前回、太ももの骨の向きを変えることで、上半身に影響が出るとお伝えさせてもらいました。

今回は足を開くことで骨盤の状態が変わるという説明でしたが、前回も今回も基本の仕組みは同じことで筋肉が骨を引っ張って各所に影響を及ぼした結果です。

こんなことを考えながら日々施術に取り組んでいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あ、あと、今回、急に模型が出てきたので少し模型の説明もしたいと思うので、次回は模型について説明させてください。

また、施術の解説動画も追加していくのでしばらくお待ちください。

どうもありがとうございました。